なぜ5月でも40度近く気温が上がるのか?フェーン現象とは一体なんなのか?

生活の気付き

どうも、花吹雪です。

もう7月に入り、いよいよ灼熱地獄の季節がやってきましたね。最近は7月だけではなく5月でも40度近い所がありますよね?

あれってなぜなんですか?

最初は温暖化の影響なんかなぁと思っていたけれど実はそうじゃなかったんですね。

全国で観測される異常気温にはどうやらフェーン現象というのが起きてるだとか…

今回の記事は僕なりにフェーン現象について解説していこうと思います。専門家でもなんでもないただの一般人が勉強した知識なので、そこはご了承ください!

異常な高温が観測されるのはなぜか?

ズバリ、それはフェーン現象が原因です!

このフェーン現象とは大気が山を越えると気温が上がる現象のことで

山が重要になってきます!

特に日本は山国と言われるぐらい山がたくさんあるので、どのシーズン、あるいはどの地域でも異常な高温が観測された時はフェーン現象が関係しています!

なぜフェーン現象が起こるのか?

ここからはフェーン現象の仕組みについて具体例をあげて解説していきます!

例えば、よく晴れた日で地表が20℃、800mで凝結する空気が2000mの山を超えたら、いったい何℃になるのか?

と、いきなり聞かれても「は?」となりますよね。私もなりました笑

要は、20℃の空気が2000mの山を超えて地表に戻ってきたら何℃になってる?ということです。

一つ一つ解説していきます。まず凝結とは気体が液体に変わることで

空気が上に持ち上げられる(上昇気流)と100m上がるにつれて、約0.6℃気温が下がります。

また下がるとき(下降気流)も約0.6℃です。

しかし、この0.6という数値は凝結が起こるか否か、つまり雲ができるかどうかで変わってきます。(ややこしいね)

今の話を踏まえ、上昇気流が雲を作り山を上ると凝結熱が吐き出され気温の下りも鈍くなり、100mにつき0.5℃しか下がらなくなる

逆に雲のないよく晴れた日に山を上昇・下降すると100mにつき1.0℃、降温、昇温する。

最初の例に戻すと100mにつき1.0℃下がるから800mでは12℃(20-8)に下り、残りの1200mは100mにつき0.5℃下がるので6℃(12-(0.5×12))となる。山を越えると下降気流で雲は消え、雲なしの状態で2000m下降するので26℃(6+(1.0×20))になる。

つまり、地表20℃だったのが26℃に上がるということになる!

これが山を越えると気温が上がるメカニズムです!

実際に観測された気温の一覧

  • 1991年9月下旬.富山県36.5℃
  • 2010年2月下旬.大阪23.4℃
  • 2018年7月下旬.熊谷41.1℃日本史上最高気温

体調に気をつけよう

急に気温が上がったりすると体調が崩しやすく、また熱中症のリスクも高くなるのでこまめに水分補給をするなど体に気をつけていきましょう!

これからもまだまだ暑くなるので無理せずに過ごしていきましょう!

今回はこれくらいで、さらば!

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